キオクノオト

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エゾフクロウの雛

2015.5.24 撮影

 

いつもの森へエゾフクロウの雛を見に行きました。

大きな大きな木の上の方でよくよく探さないと見つけられない場所にとまっていました。

 

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初めて見るエゾフクロウの雛は小さくてポワポワしてました。
この雛はウロから出てまだ2日目だそうです。

 

少しずつ外の空気に慣れるように過ごして、しばらくしたら親子で人が追いかけられないような森の奥、山の奥へと飛んでいきます。
雛の巣立ちというのは、独り立ちするという意味ではなく、巣の外へ出ると言うことです。巣の外でお母さんの持ってくる餌を食べ、少しずつ行動範囲を広げ、飛ぶ練習をする。独り立ちはずっとずっと後です。

前日もここへ来ましたが、雛を見つけられませんでした。
この日は自分で探すのを諦めて、どこにとまっているのか他の方に教えてもらいました。

 

この雛は兄弟がいてこれから押し寄せてくる大勢の人が、雛が枝に並ぶのを一日中何日も待ち続けるような状態へと突入していきます。
(普段は人気のない場所なんですが、フクロウの雛が出る頃になると道内各地から情報網を駆使した人たちが集結するのです)
たくさんの人がいるとエゾフクロウ(親にも子にも)にストレスだよなぁ…と。ワタシ一人いないくらいで何が違うというの?という気もしますが、こういうの気持ちの問題なので、わたしがここへ雛の撮影に行ったのはこの日限りです。
前日まで1ヶ月位毎日観察していた場所ですが、人の波が消えるまでここへは来ないと決めました。

 

2016.5.24 撮影