会いたい
エゾリスさんというのは朝が早い。
だから、早起きして行かなければ会えない。
ところでわたしの朝も早い。5時前には起きている。
ところがだ、弁当を作り朝ごはんを用意し、猫の攻撃をかわしつつ台所を片付ける。
そんなことをしていたらエゾリスさんには会えない。
だから、わたしにとってエゾリス撮影というのはなかなかに腰の重いものなのだ。
でも会いたい。会いたいけど億劫。なーんて贅沢なんでしょうね。
嫌なら会うなよと。会いたい人は他にもいるんだから。
と、自分を叱りつつ。
雪の上にいるのは初めて見る。
とってもかわいい!なんて大きな耳毛としっぽ!
ちょっと見つめ合ってたら、わたしの左方向にある木に走りだした。
曇りだし、夜明けだし、動くし、暗いし…ものすごく撮ったけど、使えるのは少なそう。
でも、可愛かった。
コガラかハシブトガラ。見分けは難しいそうです。
もっと写真が大きければ分かるのかもだけど、標準ズームなのでトリミングしてもこれが精一杯(トオイメ
くちばしの曲線がちょっと違うとか、羽の色がちびっと違うとか。
そんなくらいの違いは、同種でも個体差レベルでありそうだ。
エゾリスさんも撮って、カラも撮って、うんうん、満足。
もうちょっと向こう側にも行ってみようかな…
と、歩き出してびっくりした。
んと、今までエゾリスを撮っていたその真上に。
おりましたのよ。森の主様が。
わーーー、ここにいたんだ。
正面からはわかりにくかった。さすが保護色。
横からだったので気付いたのだ。
主様の正面。
もっふりしてる。
ありがとう、さようなら。
また会えたらいいな…。
ヌシサマ