緞帳【1】
3月6日の記事で、三笠市民会館の緞帳が廃棄される予定であること、草の根運動的に市への保存を訴え続ける方たちがいらっしゃることを書きました。
その後すぐ市民会館へ連絡したのですが3月の見学はむずかしいということで、一旦お預けとなり…その後、ムスメの大学進学で引っ越しやら入学準備やらでワタワタの2週間に突入。
先週、緞帳のことを忘れないように手帳にでっかくメモしていたので、忘れずに連絡をとり見学となりました。
カメラ友さんたちと市民会館前で待ち合わせ、いざ中へ。
見た瞬間、「うわあ」って声が出ました。
緞帳が想像以上にでっかかったのです。下の方にあるスピーカーや階段を見てもらうとわかると思うのですが、ものすごいでかさです。
この規模の会館の大きさとしては特大だと思うのです。幅は16mだからねー。
照明もすみずみまできれいに見えるようにつけてくれました。
北海道炭鉱汽船株式会社 幌内鉱業所と、
この2社で寄贈された緞帳ですが当時の制作費で250万くらいと聞いています。今の価格にすると2千万とか3千万ですよ…。そんな数字からも、炭鉱で頑張っていた時代だったことを物語っています。
北海道炭鉱汽船って、幌内炭鉱ですよね。マークかっこいい。住友のはよく見る。
大きな緞帳だったので一つ一つのテーマごとに撮ってみました。
立坑。
多分、校内で掘削の作業中。
自然の木と鳥。下の方には写ってませんが、鍛冶仕事。
赤ちゃんとお母さんかな。
ちょっと浮いてるギター。緞帳の質感も面白かったのでアップで撮りましたが、分かるかなあ。
色々盛り込まれた緞帳です。
上の方はカビやすいそうで、太陽の中央もグレーになってきてます。
2015.4.9 撮影/三笠市民会館